今回は、実際に発生したエアコン清掃を巡る契約トラブルと家電が壊れた際のオーナーの対応についてご紹介します。バンコクの賃貸物件では、エアコン清掃は一般的に年1回がひとつの目安とされています。しかし今回の物件では、入居者の希望により「エアコン清掃は年2回、オーナー負担で実施する」という内容で、入居者とオーナーの間で正式に契約が締結されていました。清掃費用はオーナー指定の業者による作業で、1回あたり2,250バーツです。

年2回という回数は決して特別な条件ではなく、部屋の環境や入居者の使用頻度によっては十分に妥当と考えられる回数です。重要なのはこの内容が契約書に明記され、双方が合意のうえで署名しているという点です。

しかし3年目の契約更新後、オーナーから突然「1回分は負担するが、もう1回は入居者が負担すべき」との主張がありました。更新契約にも年2回オーナー負担と記載されているにもかかわらず、後から条件を変更することは認められるべきではありません。

当社では、契約書の内容が最優先であると判断し、入居者へ追加負担を求めるべきではないとの結論に至りました。その結果、2回目の清掃費用2,250バーツは当社が負担し、入居者に不利益が生じない形で対応しました。

当社が負担した2回目の清掃費用2,250バーツ

さらに3年目には、室内の洗濯機が故障するトラブルも発生しました。本来、家具や家電が経年劣化により故障した場合、修理や買い替えはオーナー負担が一般的です。しかしオーナーは洗濯機の修理も買い替えも行わず、入居者へコンドミニアム共用の有料洗濯機を使用するよう求めてきました

毎日使用する生活必需品について、そのような対応を入居者に求めることは現実的ではありません。そのため当社は、オーナーに代わり約1万バーツのドラム式洗濯機を購入し設置しました。

本来であればこの洗濯機は退去時に回収することも可能でしたが、これまでの経験上、このようにルールを守らないオーナーは、退去時のデポジット返金でもトラブルが発生する可能性が高いと判断しました。入居者のデポジット返金を守るため、洗濯機は撤去せずそのまま残す対応を選択しています。

バンコクの賃貸市場では、エアコン清掃費用や家電修理費、キーカードの不具合など、本来オーナーが負担すべき内容で入居者へ請求が及ぶケースも少なくありません。当社では、そのような不当請求が発生した場合、原則として当社が費用を負担し、お客様の不安や負担を最小限に抑える体制を整えています。

さらに、退去時に不当なダメージ請求やデポジット返金拒否があった場合も、当社が全額を負担する保証体制を用意しています。ご入居からご退去まで、すずき不動産はお客様に寄り添い続けます。バンコクで安心して賃貸物件をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。